病院からのお知らせInformation

お知らせ 更新日:2025.05.29 (木)

ハラスメントに対する基本方針を公開しました

ペイシェントハラスメントに対する基本方針

当院では、すべての患者様により良い医療を提供するため、「ペイシェントハラスメント基本方針」を策定しました。

近年 医療現場において、一部の患者様やそのご家族から、​職員に対する誹謗中傷、自己中心的で理不尽な要求や悪質なクレームといった迷惑行為事例が見受けられるようになりました。このような行為は「ペイシェントハラスメント」と呼ばれ、社会問題となっています。
当院では、ペイシェントハラスメントのない環境作りこそが、患者様一人ひとりに、より安全で質の高い医療を提供するために不可欠であると考えております。

 ■ ペイシェントハラスメントとは? 
厚生労働省による「ペイシェントハラスメント対策企業マニュアル」の記載を参考に、当院では ペイシェントハラスメントを、「患者または家族による妥当性を欠いた要求や、社会通念上不相当な言動(威圧、暴言、暴行、脅迫等)により、当院職員の就業環境が害されること」と定義します。
カスタマーハラスメント対策企業マニュアル(厚生労働省作成pdf)

ペイシェントハラスメントに該当する行為の具体例

  1. 大声による罵倒、暴言またはにらみつける、立ちはだかるなどの威圧的な言動等により、 他の病院利用者や病院職員に迷惑を及ぼすこと(尊厳や人格を傷つけるような行為)
  2. 来院者および病院職員に対する暴力行為、もしくはその恐れが強い場合
  3. 解決しがたい要求を繰り返し、病院職員の業務に支障をきたすこと(必要限度を超えて面会や電話等を強要する行為等)
  4. 病院職員へみだりに接触すること、卑猥な発言などの公然わいせつ行為及びストーカー行為をすること
  5. 正当な理由もなく院内に立ち入り、長時間とどまること
  6. 医療従事者の指示に従わない行為(飲酒・喫煙・無断離院等)
  7. 病院側の了承を得ず撮影や録音をすること
  8. 謝罪や謝罪文を強要すること
  9. 院内の機器類の無断使用、持ち出し、または器物破損行為
  10. 宗教への勧誘および政治活動を行なうこと
  11. 許可なく営利を伴う営業行為を行うこと
  12. 一方的な主張等で長時間(30分以上)の電話や明らかに不要な複数回の架電反復により、 病院業務に支障を与えること
  13. その他、医療に支障をきたす迷惑行為


 ■ ペイシェントハラスメントへの対応 
院内において、上記のような暴言・暴力・迷惑行為があった場合、退去を命じます。応じていただけない場合は警察介入を依頼します。
当院が悪質と判断した場合には、弁護士を含む第三者に相談のうえ、厳格に対処いたします。
このような行為は当事者と医療関係者との信頼関係を損ない,適切な医療の存続を困難にします。 また、診療内容そのものと関係のないクレーム等を繰り返す行為により、患者の皆さんと共に診療を継続していくうえで欠かすことのできない信頼関係が破綻していると当院が判断すれば新たな診療には応じられません。

予めご了承いただくとともに、ご理解とご協力をお願いいたします。 

​安川病院